「当たり前」は、その世界のルール。
時代が違えば、地域が違えば、ルールも変わる。
だから、現代のあなたの「正解」は、当時の人の正解とは限らない。
まず、その人たちの当たり前(価値観)を探ろう。
その上で、確かな視点で読み解こう。
歴史は、人物名や年号を覚えることだけじゃない。
本当は、その時代を生きた人の気持ちや価値観に近づくことだ。
でも、人の気持ちは現場の「空気」から生まれる。その空気は、だいたい次の3つでできている。
気候、地形、水、災害、資源
制度、経済、交通、技術、ルール
人の役割、集団のしくみ、力関係
つまり、歴史を深く理解するには、地理の学びが不可欠になる。
だからCreate GBMは、地理×歴史を一緒に学ぶことを大事にしている。
Create GBMがいちばん大事にしている道具が、これ。4つの問い(レンズ)で、当たり前を見直す。
その当たり前は、いつの当たり前?
その当たり前は、どんな場所の当たり前?
だれにとっての当たり前?(得する/困る)
それって何で言える?根拠は?
当たり前を「正しさ」だと思うと、ケンカになる。当たり前を「ルール」だと思うと、理解が進む。
過去は、いまより不便だった…だけじゃない。ルールそのものが違うことがある。
雨が少ない場所と多い場所では、水の使い方が違う。これは「好み」じゃなく、生きるための合理で決まることが多い。
同じ出来事でも、立場が違うと見え方が変わる。だから探究では、「だれの視点」かを必ず決める。
探究で大事なのは、「言い切ること」より「確かめ方を持つこと」。
探究は「思いつき」ではない。進め方の地図があると、迷子になりにくい。
探究は進むと、いったん分からなくなる。それは失敗じゃない。正常。
問いは最初、ざっくりでOK。でも、ざっくりのままだと調べても答えが出ない。だから問いを育てる。
事例に沿って v1→v2→v3 を実際に作ると、問いが“調べられる形”に変わっていく感覚がつかめる。
探究で大事なのは「答えを言い切ること」じゃない。
「なぜそう言えるの?」に答えられることだ。
そのために必要なのが根拠(Evidence)。でも、根拠には「強さ」がある。
その時代・その場所で作られた「生の記録」
「その時」の声に近い。加工されていない。
一次資料をもとに、あとから作られた「まとめ・解説」
わかりやすい。全体像をつかみやすい。
二次資料で「全体像」をつかみ、一次資料で「裏を取る」。
これが探究の王道パターン。最初から一次資料だけで進めると迷子になりやすい。
でも、二次資料だけで終わると「だれかの解釈」を借りただけになる。
一次資料は一人だと詰まりやすい。
先生や図書館の司書さんの力を借りながら進めよう。
専門家に聞くことで、見えなかった道が見えてくることが多い。
Create GBMの「知の宝庫」は、探究に使える資料を「レイヤー」で整理している。
レイヤーが深くなるほど、一次資料に近づく。
NHK for School、YouTube解説、教科書的まとめ → 全体像をつかむ
国土地理院、e-Stat、古地図、公文書 → 裏を取る・検証する
根拠は「持っていれば勝ち」じゃない。
どんな根拠にも得意なことと苦手なことがある。
だから、根拠を見つけたら必ずこの3つを書き出そう。
歴史を理解するって、実は「人の心を読む」ことに近い。人の心は、その人だけで作られない。土地の自然、社会のルール、時代の技術、その人の立場…こういう背景があるから選択が生まれる。
人の行動は、氷山の「見える部分」のようなもの。
でも本当に大事なのは、表面からは見えない「隠れた部分」だ。
現代の当たり前を押し付けてない?/その時代の人の立場で考えてる?/「当然〜すべき」と決めつけてない?
歴史上の「出来事」だけ見ても、なぜそうなったか分からない。
表面からは見えない「構造」や「当たり前」まで掘ると、人の選択が見えてくる。
そのためには、その人が生きていた自然環境・社会環境・人的環境を先に調べよう。
歴史上の出来事は、かんたんに言えば課題解決だ。当時の人たちは、当時の条件の中で、なんとかしようとした。
問題が見えたら、次は「どう動けばいい?」になる。
ここで大事なのが、当時の当たり前(条件)だ。
歴史の「出来事」は、決断と行動の結果として残る。
だから探究では、問題→条件→課題→決断の順で考えると、話がつながる。
私たちはつい、現代の常識で「なんでそうしたの?」と考えてしまう。
でもそれだと、当時の人の決断が見えにくくなる。
まずは当時の当たり前(条件)を集めて、「その条件の中なら、どんな選択が合理的?」と考えよう。
食料のある場所に近く、便利に暮らしたい。できれば安定して暮らしたい。
川や海の近くは便利。でも洪水や高潮など、自然災害のリスクがある。
便利な場所を選ぶほど、災害リスクが上がってしまう。
便利さを残しつつ、災害リスクを下げるには、どこに住めばいい?
高台や舌状台地など、「水が来にくい」場所に住む。必要なら食料の場所へ通う。
高台に集落ができ、そこに遺跡が残る。だから「高台に遺跡が多い」が説明できる。
ミッションモードで、事例を通して体験しよう。
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